むし歯にならない食べ方とは?
暑い日も長く続いていましたがすっかり秋めいてきましたね!
秋といえばやはり食欲の秋で、美味しい食べ物が増える時期になります。
食べたいものがたくさんあって迷いますが歯科の視点で見ると食べ方にも注意が必要です。
https://www.jda.or.jp/happysmile/healthchek/より引用
そもそも、なぜ食べものを食べることがむし歯のリスクになるのかは口の中の酸性化が大きな原因になります。
酸性とアルカリ性の値を表わす単位をpH値といい、低いほど酸性が強く高いほどアルカリ性が強くなります。
口の中のpH値は通常6.8~7の中性に保たれていますが、何か飲食した後には、いわゆる虫歯菌が食べかすをエサに増殖して酸を作り、酸性度が高まっていきます。
飲食物を採った前後の口の中のpH値の変化を示すグラフを『ステファンカーブ』といい、虫歯になりやすい状態かどうかの指標となっています。
pH値が酸性が強い状態になると、酸によって歯の表面のエナメル質からミネラルが溶け出す『脱灰』が起き、その後の唾液の作用によって再び中性に戻そうとする「再石灰化」が行われます。
このバランスが崩れ、酸性の状態が持続すると、虫歯のリスクが高まってしまいます。
このステファンカーブを意識することで虫歯になるリスクを減らすことができます。
美味しい食べ物につられて飲食の回数が多くなると、脱灰の時間が長くなり、再石灰化が間に合わなくなるため虫歯リスクが高くなってしまいます。
食事の回数や量を決めて、ながら食べやだらだら食べは控えましょう。
もちろん食後は歯磨きやうがいを行い、口腔内の酸性を中性に戻すこともとても大切になります。
キチンとケアをしてきれいな歯で美味しい味覚を満喫しましょうね!
わたなべ歯科クリニック
スタッフ 宮川
桐生市相生町5-589-3