唾液が減ると、なぜ口臭が強くなる?
唾液は、お口の中の汚れ(食べかすや細菌)
を洗い流して、お口の中を綺麗に保ってくれています。
ところが、唾液が少なくなると、この「洗い流す力」が弱くなってしまいます。
すると、口の中に
・食べ物のカス
・はがれた粘膜
・細菌のかたまり(プラーク)
が溜まってしまい、これらをエサにして細菌が増えてしまうのです。
細菌が増えると、食べ物やたんぱく質を分解して「においの強いガス(揮発性硫黄化合物)」
を発生させます。
これが、嫌な口臭の正体です。
また、口の中が乾くと粘膜が荒れたり、傷ができたりするので、それもにおいの原因になります。
まとめると...
唾液が少ないと
↓
汚れがたまる
↓
細菌が増える
↓
においのガスが出る
↓
口臭が強くなるという流れです。
唾液は、私たちのお口の健康にとっても、全身の健康にとっても、必要不可欠なものです。
唾液が減る原因は様々ありますが
食べ物をよく噛むと唾液腺が刺激されますので
よく噛んでお食事を摂る事を意識してみてみてください。
歯科衛生士 吹野
わたなべ歯科クリニック
桐生市相生町5-589-3