今日は、口に関するクセについてお話しします。
クセと聞いて思い浮かべるものはありますか?
様々あるのですが、中には口腔形態に悪影響を及ぼすものがあります。
単なる『クセ』なのですが、歯並び、噛み合わせ、口臭、など大きな影響を与えてしまうのです。
では代表的な悪習癖と大まかな影響を紹介します。
●指しゃぶり
→前歯が出る、上顎を狭くする
※ただし、乳児期の指しゃぶりは発達に重要なものであるためやめさせる必要はありません。
●指や爪を噛む
→前歯が出る
●口呼吸
→舌の位置が下がることで歯列だけでなく全身へ影響
(アデノイド、気道が狭くなる、睡眠が浅くなる、鼻の壁が曲がることでさらに鼻で呼吸しにくくなる、風邪をひきやすい、口臭、むし歯、歯周病など)
●舌を出す
→歯を押し出して歯列不正
●頬杖
→歯列不正、顎の変形、顎関節症
●唇を噛む
→下唇を噛めば出っ歯、上唇なら受け口
●歯ぎしり食いしばり
上記は一例で他にも多くの影響があります。
また、当院では対象の年齢のお子様に口唇閉鎖力の測定を行っております。
お口がポカンとなっている場合、唇を閉じる為に使う筋肉の力が弱い傾向があります。その筋肉を鍛えることでポカンが改善され、口呼吸が改善されたり舌の位置が正しく誘導されたりすることで結果として歯列が整うことにも繋がります。
歯並びが悪いのは遺伝だと言われることもありますが、
歯並びが悪くなる原因が隠れていることがほとんどです。
たかがクセ、されどクセ、ですね…
特にこういったクセを持ったお子様のいる方、
些細なことだと思わずご相談ください!
(こちらからお声がけする場合もございます)
歯科衛生士 三坂
わたなべ歯科クリニック
桐生市相生町5-589-3
0277-52-9955
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